Melanie Burton
[メルボルン 2日 ロイター] - オーストラリアのレアアース(希土類)大手ライナス・レアアースは2日、今年初めに買収交渉を行ったが、協議は進展しなかったと明らかにした。
投資家3人がロイターに語ったところによると、ジョン・ハンフリー会長は今週の投資家向け説明会で、この協議をきっかけに、6月に退任したアマンダ・ラカズ最高経営責任者(CEO)の後任選定作業を一時中断したと述べた。
ライナスは、電気自動車(EV)、風力タービン、防衛システム、電子機器に不可欠な金属の西側供給網の構築において極めて重要な役割を担っている。また同盟国への重要鉱物の主要供給国となることを約束しているオーストラリアにとっても同社は重要な戦略資産となっており、海外企業による買収には同国の規制当局の承認が必要となる。
買収交渉中かとの質問に対し、同社広報担当者は「今年初めに行なわれた協議は不確実性が高く、進展しなかった」と説明した。
同社はラカズ氏の退任を1月13日に発表した。同投資家らによると、ハンフリー氏はCEO選定に時間がかかった理由を説明していたという。ある投資家は、ハンフリー氏はCEO選定が4カ月半にわたって中断されていたと語ったと述べた。
ライナスは声明で、CEO探しが一時中断されていたかどうかについては言及していない。ラカズ氏の退任前に選定プロセスが完了しなかったため、ポール・ル・ルー氏を暫定CEOに起用したとし、「CEOの選定は継続中だ」と付け加えた。