[ソウル 3日 ロイター] - 韓国政府は3日、首都への一極集中を是正する取り組みの一環として、2029年8月までに行政都市の世宗市に大統領府の執務室を設置し、ソウル首都圏からさらに約350の公共機関を移転すると発表した。

移転は27年に始まる予定で、政府は33年までに世宗市に追加の国会議事堂を完成させる計画も立てている。

詳細は以下の通り。

・ 韓聖淑首相は、他の地域が人口減少に直面する中で、首都圏への人口、資本、企業、インフラの集中に対処するための広範な戦略の一環だと述べた。

・ 政府声明によると、27年上半期に中央政府機関の世宗市への移転を開始する。規模や移転による影響が最も大きい機関を優先する。

・ 現在は移転対象から除外されている法務省や性平等家族省などの省庁の移転を可能にするため、世宗市の開発を規定する法律の改正を目指す。

・検察庁と警察庁は新たな本部ビルが完成した後に移転する。

・ 今回の計画は、2012年から21年にかけて43の中央政府機関が世宗市に移転したのに続く、公共部門における第2弾の大型移転となる。

・ これとは別に政府は、国営発電会社5社や港湾4当局を統合するなど、重複する機能を集約し小規模な機関を合併することで、109の公共機関を削減または再編すると発表した。

・ 世宗市はソウルの過密を緩和するため12年に新設された。大統領府はソウルにとどまっているものの、すでに多くの政府省庁が拠点を置いている。

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