[2日 ロイター] - トムソン・ロイターの法務部門の訴訟案件管理プラットフォーム「Cトラック」におけるサイバーセキュリティー事案が北米で報告された。

トムソン・ロイターが本件に関する情報提供のために開設したウェブサイトによると、権限のない第三者が3月に一部のCトラック関連ファイルを取得していたことが調査で判明した。一部の裁判記録が「影響を受け」、そこには氏名や個人情報が含まれていたという。アラバマ、ペンシルベニア、ケンタッキー、モンタナ、ネバダ、ノースダコタ、サウスカロライナ、テネシー、オハイオ、ニューハンプシャー、ワイオミングの各州、米領バージン諸島の裁判所システムが被害を受けた。

またカナダのオンタリオ州の裁判所は、トムソン・ロイター側がクラウド環境の一つで権限のない活動を検知し、同州の法務長官省や裁判所と連携して対応したと発表した。どのような情報が漏えいしたかは分かっていないが、訴訟手続きに関与した個人、裁判文書に記載された個人の情報が含まれる可能性があるという。

トムソン・ロイターは、封じ込めとセキュリティー上の措置を講じたこと、影響を受けた顧客に通知したことを確認した。広報担当者は「今回のインシデントによってCトラックの運用に支障は出ていない」とし、「当社の製品・サービスは完全に稼働しており、引き続き安全に利用できる。独立したサイバーセキュリティーの専門家が調査を支援し、実施した是正措置を検証した」と説明した。

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