[北京 2日 ロイター] - 米電気自動車(EV)大手テスラの8月の中国製EV販売台数は前年同月比3.6%増にとどまり、前月の38%増から伸びが大幅に鈍化した。中国乗用車協会(CPCA)が2日発表したデータで明らかになった。
欧州、アジア太平洋地域、カナダへの輸出を含む上海工場からのセダン「モデル3」とSUV(スポーツタイプ多目的車)「モデルY」の先月の販売台数は8万6166台に増え、10カ月連続の増加を記録した。前月比では販売台数は7.9%減少した。
8月の新車登録データは欧州全域におけるテスラの明暗が分かれた状況を浮き彫りにしている。フランスやデンマークでの大幅増に対し、ノルウェー、スペイン、スウェーデン、ポルトガル、イタリアでは販売が減速した。
テスラは中国市場で競争激化に苦戦している。現地メーカー各社がより手頃な価格で機能豊富なEVを投入する一方、国内の需要低迷を補うために海外市場への進出をさらに加速させている。テスラの中国における最大のライバルである比亜迪(BYD)は上半期に初めて海外売上高が国内売上高を上回った。
同様に第2・四半期に初めてテスラの上海工場で生産された車両の半数以上が輸出向けとなった。テスラの同四半期の中国EV市場でのシェアは6.6%に縮小した。2020年のピーク時のシェアは15%超だった。