[パリ 2日 ロイター] - フランス財務省は2日、今夏の干ばつと熱波により、2026年の同国経済成長率が0.1%ポイント押し下げられる可能性があるとの見方を示した。農業収入の落ち込みが主因とした。
ただ、現段階の試算であり、現在0.7%としている今年の成長率予想の公式な改定ではないと強調した。
・同省は、成長率全体への潜在的な押し下げ圧力は農業の付加価値が推計8%落ち込むことを反映していると分析。極端な気象の影響が肥料コストの上昇により増幅していることを背景に挙げた。
・一方、他業種への影響はより限定的かつ局地的との見通しを示した。
・フランス最大の農業団体である全国農業経営者組合連盟(FNSEA)のアルノー・ルソー会長は2日、今夏の農業生産損失は100億ユーロ(115億8000万ドル)を超える見込みだと記者団に述べた。
・国立統計経済研究所(INSEE)は先週、第2・四半期の経済成長率を速報値の0.2%から0.0%に下方修正。これにより、政府の通年見通し0.7%達成の可能性はほぼなくなった。
・レスキュール財務相は、INSEEの下方修正は「ひどい夏がもたらした最初の影響だ」と述べた。