[北京 2日 ロイター] - 中国人民銀行(中央銀行)は2日、潘功勝総裁が米ノースカロライナ州アッシュビルで開かれた20カ国・地域(G20)財務相・中銀総裁会議で、中国は貿易黒字を意図的に追求したことはなく、内需拡大と高水準の対外開放の維持を堅持していると発言したと明らかにした。
• G20議長声明では、中国を除く参加国が、各国は不均衡を悪化させる「非市場的政策」を排除すべきとの認識で一致した。
• 中国の2025年の貿易黒字は過去最大の約1兆2000億ドル。貿易相手国からは、国内産業を中国からの輸入急増から保護するため、より強力な措置が必要との声が強まった。
• 人民銀の発表によると、潘氏は世界の貿易不均衡に対処するには全ての国が構造改革を行う必要があると発言。赤字国は財政赤字を削減し、国内貯蓄率を高める一方、黒字国は消費と投資の伸びを促進すべきだと述べた。
• 潘氏は近年の世界経済の不均衡悪化の主因として、貿易保護主義の台頭、国家安全保障問題の一般化、政策の予測不可能性を挙げた。貿易摩擦と保護主義がサプライチェーンに影響を与え、インフレを押し上げ、市場の期待を混乱させることで世界経済の重しになっていると分析した。