Alexander Dziadosz Shi Bu
[カイロ/北京 2日 ロイター] - 中国の習近平国家主席は2日、訪問先のエジプトで、中東諸国に対し外部からの干渉に反対し、域内の安全保障秩序の再構築を検討するよう呼びかけた。米国のイランに対する戦争が続く中、中国が同地域に対する影響力の拡大を図っている。
習氏の中東訪問は4年ぶり。数カ月に及ぶ紛争は貿易を混乱させ、各国経済を揺さぶり、米国の長期的な役割に疑問を投げかけている。域内の米国のパートナー諸国は、こうした事態を受けて戦略的関係の見直しを進めている。
エジプトも米国の主要な防衛パートナーであり、米政府から年間約13億ドルの軍事援助を受け取っている。だが近年は中国との経済・軍事協力を着実に拡大させてきた。
中国国営新華社通信によると、習氏はカイロでシシ大統領主催の軍も参加した歓迎式典で迎えられ、域内の国々は「自らの運命の主人」となるべきであり、新たな地域の「安全保障の枠組み」を模索すべきだと述べた。
習氏はまた、海上輸送路の保護に向けて域内諸国と協力する用意があると表明した。この問題は、紛争によってホルムズ海峡とバベルマンデブ海峡の通航が混乱して以降、一段と重要性を増している。
新華社によると、両首脳は安全保障協力とテロ対策での連携を深めることで合意した。共同声明によると、両国はまた、データセンター、半導体、重要金属のサプライチェーン分野での協力を拡大し、貿易・投資における両国通貨の利用を強化することでも合意した。