[ワシントン 2日 ロイター] - 米ADPリサーチ・インスティテュートが2日発表した8月の全米雇用報告によると、民間雇用者数は前月比3万8000人増加し前月から伸びが鈍化、ロイターがまとめたエコノミスト予想の4万8000人増を下回った。教育・医療サービス部門は堅調だったが製造業などで雇用が減少し、これを相殺する形となった。
7月は4万4000人増から4万6000人増に上方修正された。
業種別では、教育・医療サービスが4万5000人増加。レジャー・接客業は1万6000人、金融関連は6000人、建設業は1万2000人、それぞれ増加した。 一方、製造業は1万7000人、専門・ビジネスサービス部門が1万6000人それぞれ減少したほか、運輸・公益事業、情報、天然資源・鉱業の各部門でも雇用減となった。
パンテオン・マクロエコノミクスのシニア米国エコノミスト、オリバー・アレン氏は「8月の雇用の堅調な伸びは、ここ数カ月の深刻な低迷を部分的に補うものと捉えるべきだろう」と指摘。「より大きな視点で見ると、春に見られた雇用増加の明らかな好転は既に薄れつつある可能性が高い」と述べた。
ADP報告はスタンフォード大学デジタルエコノミーラボと共同で作成されている。