8月7日金曜日の夜、ボストン中心部のホテルに、米共和党の未来を担う若者たちが「葉巻党員集会」というイベントのため集まった。翌朝には「スポーツジム党員集会」という集まりも開かれた。
いずれも全米青年共和党連盟の夏季総会のプログラムだ。世間では7日は「国際ビールデー」だったが、若い保守系アメリカ人の間で起きている変化と、その変化に伴うリスクを示していると言えるかもしれない。
全米青年共和党連盟は18〜40歳の共和党支持者の団体で、未来の公職への立候補者や選挙スタッフ、活動家の育成を目指している。だが党の将来を担うはずの若者たちは、かつて政界における人脈づくりと深く結び付いていた飲酒という行為に背を向けつつある。
共和党学生団体カレッジ・リパブリカンズ・オブ・アメリカのウィル・ドナヒュー会長は、ドナルド・トランプ大統領の影響を指摘する。
「酒を飲まないことが普通のこととして受け入れられるようになった要因としては、トランプ大統領が飲酒しないことが大きいと思う」とドナヒューは本誌に語った。「かなり前から党内ではそうした影響が出ていた。彼の周囲で働く人は酒を飲まずたばこも吸わないことが求められる、という話は有名だ」
トランプ政権が掲げる「アメリカを再び健康に(MAHA)」運動の影響や、保守系の若者たちの外見や身体能力に対する意識の高まりも関係しているかもしれない。
次のページ