Lucy Craymer
[ウェリントン 2日 ロイター] - ニュージーランド(NZ)準備銀行(中央銀行)は2日、政策金利のオフィシャルキャッシュレート(OCR)を25ベーシスポイント(bp)引き上げて2.75%とした。さらなる引き締めが行われる可能性が高いとの見通しを示した一方で、そのペースは緩やかなものになると強調し、経済には大幅な下振れリスクがあると指摘した。
ロイター調査ではエコノミスト31人中27人が25bpの利上げを予想していた。
NZ中銀は7月、根強いインフレや景気回復の兆しを受け、3年余りぶりに利上げを実施していた。
声明文は「委員会は、成長と雇用を支えつつ、インフレ率を2%の目標中央値に戻すためには金融刺激策を段階的に解除することが適切であると判断した」と説明。今回の決定により、今後政策金利をさらに大幅に引き上げる必要が生じるリスクが低減されると付け加えた。
政策金利見通しにはほとんど変化がなく、12月に2.81%、2027年末までに3.15%になると予測されている。
「今後の政策決定は中期的なインフレに対するリスクバランスに関する委員会の判断に左右される」と声明は指摘した。
最新の経済見通しによると、前年比インフレ率は26年6月に4.1%でピークに達すると見込まれている。これまでの予測は第3・四半期の4.3%だった。また、今年第3と第4の四半期については、それぞれ0.5%の経済成長が見込まれており、第3・四半期については前回予測(0.2%増)から上方修正された。
声明は「第2・四半期の伸び悩みを経て、NZの景気回復はほぼ確実に再開しているものの、依然として不均衡な状態が続いている」と述べている。