Maria Martinez
[ベルリン 1日 ロイター] - ドイツのクリングバイル財務相は1日、地政学的な不確実性は「経済成長の毒」であり、成長を圧迫しているとの考えを示した。その上で、20カ国・地域(G20)諸国はその低減に取り組む必要があると述べた。米ノースカロライナ州アッシュビルで開かれているG20財務相・中央銀行総裁会議の合間に語った。
クリングバイル氏は、イラン戦争や現在進行中の米国の関税紛争、中国による競争のゆがみが不安定さを招いていると指摘した。その上で、「カナダとの現在の紛争のように、米国が推し進める関税を巡る対立は信頼を破壊する」とし、こうした争いは最終的に全ての当事者に損害を与え、世界的な繁栄を損なうと述べた。
さらに、ドイツはルールに基づく国際秩序、国際法、多国間主義を支持していると強調。「ドイツは強者の支配ではなく、法の支配が行き渡る世界を支持する」とし、貿易相手国が合意されたルールを順守しない場合、欧州はより強力な対応を取るべきとの考えを示した。