トルコ西部、古代リディア王国の都サルディスで、約2500年前につくられたとみられる大理石像が発見された。
ハーバード大学が8月24日に公表したところによると、像は若い男性を表したもので、現存する部分だけでも高さ2.2メートルに達する。
発見されたのは2026年5月、ローマ時代の列柱道路を調査していた最中のことだった。像は2つに割られており、顔を下に向けた状態で舗装材として再利用されていた。7月に慎重に搬出され、現在は保存処理と詳細な分析が進んでいる。
この像が興味深いのは、大きさだけではない。調査では紀元前470~450年ごろ、リディア王国がすでにアケメネス朝ペルシアに征服され、サルディスがその西方支配の重要拠点となっていた時期の作品と推定されている。一方、直立した姿勢や長く整えた髪は、それより約100年前の紀元前6世紀の様式を思わせる。さらに薄手のキトンの上に外套をまとい、その下には細かな横筋を持つ独特の衣服が表現されており、同時代のギリシャやアナトリアの彫像にはほとんど類例がない。
次のページ