Linda Pasquini
[ベルリン 4日 ロイター] - 欧州のオンライン衣料品小売り大手ザランドは4日、2026年の流通取引総額(GMV)と売上高の伸び率が報告ベースで従来予想(12─17%)の前半にとどまるとの見通しを示した。また調整後営業利益の予想レンジを狭めた。
通期のGMVと売上高の予想修正は上半期の実績を反映したもので、下半期の見通しを変更したわけではないと説明した。
同社の株価は0821 GMT(日本時間午後5時21分)時点で15%安。一時18%下落した。1日の下落率として過去最大となり、年初来の上昇分を全て失う勢いとなった。
調整後の金利・税引き前利益を6億8000万─7億2000万ユーロと予想している。従来予想は6億6000万─7億4000万ユーロだった。
ザランドは新たな予想レンジの中央値を達成する確度が高まったとしている。オンライン衣料品小売りのアバウト・ユー買収による相乗効果のほか、物流網の再編による下半期の効果や、効率化策、利益率の高いパートナー、ソフトウエア、小売りメディア各事業の力強い成長が支えとなる。
第2・四半期のGMVは、急速に拡充する人工知能(AI)機能が寄与し、報告ベースで前年同期比20.7%増の49億ユーロ(56億4000万ドル)となった。一方、ジェフリーズのアナリストによると、プロフォーマベースの伸び率は第1・四半期の6%から4.4%へ予想外に鈍化した。
プロフォーマの数値は、前年同期にアバウト・ユーを連結していたと仮定して算出している。