Yoshifumi Takemoto
[東京 4日 ロイター] - 日銀は4日、2024年以来進める国債買い入れ減額の影響について分析をまとめ、減額前と比べて海外投資家の保有額が27兆円増えた点などを指摘した。利回り曲線のスティープ化により超長期債を中心に投資妙味が高まったなどと指摘している。
海外投資家は流通市場で活発に日本国債の売買を行っており、売買高における海外投資家のシェアは昨年12月末時点で現物市場で50%弱、先物で70%強としている。
国債買い入れ減額による長期金利への影響は、日銀の保有国債が減少することによるストック効果は0.1%ポイント、日銀の国債買い入れが減少することによるフロー効果を合算すると0.25%ポイントと試算している。
日銀が保有する巨額の国債残高による金利下押し効果は継続しているが、「日銀の新発債保有比率は大きく低下し、現物債の取引高が新発債を中心にはっきりとした増加傾向をたどっている」とし、債券市場の機能が改善している点を強調している。