Leonardo Benassatto
[セウタ(スペイン) 2日 ロイター] - 北アフリカにあるスペインの飛び地セウタに先週、モロッコから大量の移民が押し寄せた問題を巡って、スペイン当局は2日、北アフリカ沿岸で新たに5人の遺体が見つかり、死者数は少なくとも72人に達したと明らかにした。
7月30日以降、5万人以上が陸路と海路でセウタに流入し、欧州連合(EU)全体に警戒感が広がった。スペイン当局によると、48時間以内に4万8000人以上がモロッコへ戻り、週末にかけてさらに帰還者が増えた。
セウタのスペイン政府代表は記者団に、72人の死者に加え1000人超が医療機関で手当てを受けたと説明。状況は著しく改善したが、平常化に向けてまだやるべきことは多いと語った。
移民は防波堤や国境フェンスを越えようとする中で溺死したり、圧死したりした。多くは経済的困窮を背景に、交流サイト(SNS)上に広まったスペインの移民受け入れ方針に関する誤ったうわさに後押しされたとみられる。
一方、モロッコ内務省は同日、11人が死亡し、その大半はセウタへの越境を試みる際に溺死したと発表した。