Atsuko Aoyama

[東京 3日 ロイター] - 今週の外為市場では、円安是正に向けた日米両政府の方針を注視することになりそうだ。米財務省が円相場に介入したとの報道もあり、ドル買い/円売り方向の動きは限定的になると見込まれている。

予想レンジはドルが154―160円。ユーロは1.14―1.16ドル。

市場筋によると、日本政府・日銀は7月30日に円買い・ドル売り介入を実施。米財務省は31日、ニューヨーク連銀を通じて複数の銀行に対し、円相場に介入する可能性を通知した。日本の財務省は8月1日未明、「市場の流動性ニーズに対応する幅広い手段を有している」とXに投稿した

ロイターの取材では、日本の財務省が日米による円安是正の取り組みについて3日に説明する方向で調整していることが分かっている。日米で連携して円安に歯止めをかける強い意志を示す考え。

円安是正へ日米両政府がどのような姿勢を示すのかが注目され、今後も継続的に協調行動を取る構えなら「当面はロング(ドル/円の買いポジション)にはいけない」(SBI FXトレードのエグゼクティブアド⁠バイザー、斎藤裕司氏)との声がある。追加介入への警戒感も残っている。

他の日程では、7日に米国の雇用統計が予定されており、それまでに7月の米ISM製造業指数(3日)、ADP全米雇用報告(5日)、ISM非製造業指数(5日)などの重要指標が公表となる。そして米国での利上げ観測の変化にも注目が集まる。

米商品先物取引委員会(CFTC)によるIMM通貨先物の非商業(投機)部門の取組状況によると、投機筋の円の売り越しは大きく膨らんでいた。今後は、このポジションの巻き戻しがどの程度加速し、ドル/円を下押しするかが焦点。

みずほ銀行チーフマーケット・エコノミストの唐鎌大輔氏は「きっかけが何であれ、いずれ巻き戻されて円高に振れると予想されており、ポジションが中立化された時点でのドル/円の水準が注目」だと話す。その着地点から米連邦準備理事会(FRB)の利上げ局面が始まり、「次の円安」が到来する可能性があるためだという。

※経済指標予測[JP/FOR]

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