(英文の訂正により化学品・製品事業の利益を「23億ドル」から「29億ドル」に訂正します)
Stephanie Kelly Shadia Nasralla
[ロンドン 30日 ロイター] - 英石油大手シェルが30日発表した第2・四半期の調整後利益(純利益)は98億4000万ドルと、市場予想を上回った。エネルギー価格の上昇や、中東紛争に伴う市場のボラティリティー拡大が寄与し、前年同期の2倍超に増えた。
原油・天然ガス価格の上昇、液化天然ガス(LNG)と原油トレーディングの好調、化学品部門の利幅改善が利益を押し上げ、カタール事業の混乱による販売量減少を補った。
会社がまとめた市場予想では、純利益は89億2000万ドルと見込まれていた。前年同期は42億6000万ドルだった。
四半期利益と、運転資本の変動を含む営業キャッシュフローは、ロシアによるウクライナ侵攻で世界のエネルギー市場が混乱した2022年以来の高水準となった。ただ、今後3カ月間の自社株買いは30億ドルとし、実施ペースを維持する方針を示した。
世界最大のガストレーディング部門を傘下に置く統合ガス事業の利益は55%増の27億ドルと、市場予想を大幅に上回った。
石油製品のトレーディング部門を含む化学品・製品事業の利益も29億ドル(訂正)と市場予想を上回った。前年同期は1億1800万ドルだった。
第1・四半期末時点で526億ドルだった純負債は、418億ドルに減少した。リース債務を含む負債資本比率は前四半期の23.2%から18.7%に低下し、シェルが適正水準として掲げる20%を下回った。