Mathieu Rosemain
[パリ 30日 ロイター] - フランスの銀行大手ソシエテ・ジェネラル(ソジェン)が30日発表した第2・四半期利益は、四半期ベースで過去最高を計上した。トレーディング部門収入が3四半期連続で減少したがリテール部門の回復と徹底したコスト管理が寄与した。
グループ純利益は前年同期比23%増の17億9000万ユーロ(20億4000万ドル)と過去最高となり、同行がまとめたアナリスト13人の予想平均15億7000万ユーロを上回った。
収入も予想を上回り4.5%増の71億ユーロ。コストは想定を下回った。
収益性の重要指標である通期の有形自己資本利益率(ROTE)について、従来目標の10%超から11%程度に上方修正した。
コスト効率の指標である経費率が通期目標の60%を下回ったことを受け、コスト削減目標も引き上げた。
これを受けアナリストは顧客向けリポートで、徹底したコスト管理を評価。シティは「健全な予想上振れ」と指摘した。
スラヴォミール・クルパ最高経営責任者(CEO)は2023年5月の就任以降、業績改善に取り組んできたが、結実しつつある。だが時価総額は依然競合大手であるBNPパリバの半分にとどまっている。
ソジェンは8月3日に開始する15億ユーロの臨時自社株買いと、1株当たり0.75ユーロの中間配当を発表した。配当は前年同期比23%増となる。一部余剰資本を株主に還元するとのアナリスト予想に沿ったものだ。
債券・為替のトレーディング収入は11.3%減少し、予想を下回った。欧州と金利トレーディングへのエクスポージャーが高い構成で「不利な環境」だったという。トレーディング収益が前年比で減少するのは3四半期連続となる。
株式部門の収入は、デリバティブ、ファイナンス、プライムサービス事業が寄与し、5.5%増の10億ユーロ強となったが、伸び率はBNPやバークレイズを下回った。
投資銀行部門の収入は前年同期比2.7%増加。
リテール部門では、純金利収入が約15%増加した。ネット銀行部門のブルソバンクはグループ利益に8400万ユーロ寄与、通年目標の3億ユーロ超達成に向けて順調に推移している。