国連も深い関心示し、政権を批判
「フィリピン・スター」紙の報道によれば、国連人権理事会の表現の自由に関する特別報告者でもあるデイヴィッド・ケイ氏はツイッター上で「(レッサさんの逮捕は)フィリピンにおける報道の自由に対する脅威と受け取られるべきとても深刻な事態である」と指摘したうえで、「レッサさんが逮捕され、拘留施設で夜を明かしたことは到底容認できることではなく、これはメディアに対するハラスメントである」とドゥテルテ政権を厳しく批判した。
こうした国際社会の批判に対し、フィリピン政府側は2月13日夜に大統領府のサルバドール・パネロ報道官は「今回の事案は報道、表現の自由とは関係がない。誰がではなく、罪を犯した容疑のある者への法に従った手続きを行っているだけである」とコメントして、内外の批判をかわした。
今回の逮捕劇は、ドゥテルテ政権がレッサさんの活動を封じ込めようと苦慮した結果、「逮捕」という強権発動を選択したわけだが、結果的にはフィリピンの「報道の自由」が危機に瀕していることを内外に宣伝する結果となった。レッサさんはすぐに釈放されたとはいえドゥテルテ大統領の弾圧は今後も続くことが予想され、これに対して米国などから厳しい対応も予想される事態となっている。

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