Michael S. Derby
[7日 ロイター] - 米ニューヨーク連邦準備銀行が7日発表した6月の消費者調査によると、米国民は短期的なインフレ圧力への懸念を強めた。一方でガソリン価格への懸念は和らぎ、現在および将来の家計に対する見方はより楽観的になった。
同連銀の最新の消費者期待調査によると、1年先のインフレ期待は6月に3.7%と、2023年9月以来の高水準となった。5月は3.5%だった。
3年先のインフレ期待は3.3%と、2022年6月以来の高水準を記録した。5月は3.1%だった。
中央銀行当局者が最も注視する5年先の期待インフレ率は3%で横ばいだった。
足元のインフレ指標には、中東での紛争に伴うエネルギー価格の急騰で相当な上昇圧力がかかっている。個人消費支出(PCE)価格指数は5月に前年同月比4.1%上昇し、4月の3.8%上昇から加速した。
先行き、米国とイランの暫定的な和平合意の署名を受けたエネルギー価格の下落により、物価上昇圧力は和らぐと予想されている。
調査では、ガソリン価格に対する国民の懸念は後退し、6月には2022年8月以来の水準に落ち着いたことが分かった。
また、国民は6月に労働市場の見通しを上方修正し、現在および将来の家計状況についてより楽観的になったことも判明した。ただ、現在および将来の信用へのアクセスに関する見方はまちまちだった。
米ニューヨーク連銀のウィリアムズ総裁は7日、テレビインタビューで、米経済の物価圧力の現状について懸念がやや後退したとの見方を示した。