[アンカラ 7日 ロイター] - トランプ米大統領は7日、デンマーク自治領グリーンランドの支配権を巡る問題で米国と北大西洋条約機構(NATO)との関係が損なわれていると述べ、グリーンランドはデンマークではなく米国が統治すべきとの考えを改めて示した。
トランプ氏はNATO首脳会議に出席するために訪問しているトルコのアンカラで、「グリーンランドはデンマークのためになっておらず、デンマークはグリーンランドを本格的に支援するための資金を投じていない。ただ、米国にとってはグリーンランドは重要な地域だ。グリーンランドは中国やロシアの船舶に囲まれている。こうした状況を容認することはできない」と語った。
その上で、米国はロシア問題への対応で多額の資金を費やしているにもかかわらず、先方はこうした考えを受け入れようとしなかったと述べた。
米国とデンマークは共にNATO創設時からの加盟国。トランプ氏がグリーンランドの取得を主張していることで両国間だけでなく、欧州全体に波紋が広がっている。
ルビオ米国務長官は先月、米国はデンマークとグリーンランドとの協議を毎月継続して行っていると明らかにした。