[ワシントン 6日 ロイター] - 米連邦準備理事会(FRB)のウォラー理事は6日、米国の労働市場が安定していることを踏まえると、FRBにとって高インフレが最大のリスクになっているとの考えを示した。

ウォラー理事はローマで開かれた経済会議で「1年前は労働市場の状況が良くなかったため利下げを支持していた。労働市場を考慮し、インフレ率が(FRBが設定する)2%の目標に戻るまでに長い時間がかかることを容認していた」と述べた。ただ「現在はリスクが完全に逆転している」と指摘。「労働市場が安定しつつある一方、インフレは上昇している。このため、金融政策に対する考え方も変化する」と語った。

ウォラー氏は労働省が2日に発表した6月の雇用統計には言及しなかった。6月の雇用統計では非農業部門雇用者数の伸びが市場予想を大幅に下回ったものの、失業率は4.2%と、5月の4.3%から低下した。

ウォラー氏の発言を受け、28─29日の次回連邦公開市場委員会(FOMC)を前に、14日に発表される6月の消費者物価指数(CPI)に対する注目度が高まる可能性がある。

FRBは6月16─17日のFOMCで金利据え置きを決定。据え置きは4会合連続で、決定は全会一致だった。市場では現在、FRBが9月までに利上げに踏み切るが可能性が織り込まれている。7月の会合で利上げが決定される確率は25%程度。

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