Michael S. Derby
[6日 ロイター] - 米ニューヨーク連邦準備銀行が6日発表した6月のグローバル・サプライチェーン圧力指数(GSCPI)は1.25と、5月の1.81(上方修正)から低下した。中東紛争の影響が薄れ始めていることが背景にある。
今回の数値は、新型コロナウイルス禍による経済混乱が続いていた2022年終盤の水準に相当する。6月の数値は22年12月に付けた水準をわずかに下回るものの、21年12月に記録したピークの4.44を大きく下回っている。
供給網への圧力は過去数カ月間、中東紛争に伴う混乱により急激に高まっていた。この紛争により、ホルムズ海峡の通航は事実上停止状態に陥り、既に高水準にあったインフレをさらに押し上げる要因となった。紛争は現在、不透明ながらも解決に向かう過程にあり、同海峡の通航も一定程度回復している。
ニューヨーク連銀のウィリアムズ総裁は先月行った講演で、インフレ圧力は緩和されるとの見通しを示し、「ホルムズ海峡閉鎖に伴う供給の混乱が比較的早期に解消されると想定すれば、エネルギーや関連する財(モノ)の価格は安定し、年後半には低下し始めるだろう」と述べた。