Steve Holland
[ワシントン 6日 ロイター] - トランプ米大統領は6日、ウクライナ戦争の解決は「人々が思っている以上に近づいている」と述べた。今週トルコで開かれる北大西洋条約機構(NATO)首脳会議での協議の場でウクライナ問題を取り上げる考えを示した。
トランプ氏はこの発言に先立ち、週末にロシアのプーチン大統領とウクライナのゼレンスキー大統領の双方と電話会談を行っていた。ただ、紛争の解決が視野に入っているとの主張について具体的な根拠は示さなかった。6日にはウクライナの首都キーウと周辺地域がロシアによるミサイル・ドローン(無人機)攻撃を受け、少なくとも28人が死亡した。
トランプ氏はホワイトハウスの大統領執務室で記者団に対し、「これ(ウクライナ戦争終結)は、人々が思っている以上にはるかに近づいていると考えている。(ロシアの)プーチン大統領は終結を望んでいる。それははっきりと言える」と述べた。
4日にプーチン氏と「良い電話会談」を行ったとも述べた。
また「ゼレンスキー大統領も今すぐ終わらせたいと望んでいる。われわれはNATOの会議に行き、この問題を話し合う」とし、「終わらせられると思う。ひどい状況が続いてきた」と語った。
トランプ氏は8日、NATO首脳会議に合わせてゼレンスキー氏と会談する予定だ。米政府当局者によると、戦争終結に向けた取り組みを改めて後押しすることが会談の狙いで、トランプ氏はゼレンスキー氏との会談後、プーチン氏とも改めて協議する可能性が高いという。
ゼレンスキー氏は英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)のインタビューで、最近のウクライナ側の成果を踏まえ、トランプ氏が紛争を新たな視点で見ていると感じていると語った。
一方、ロシア大統領府のペスコフ報道官は、紛争解決に関する米国の立場は変わっていないとの認識を示した。