Miho Uranaka
[東京 6日 ロイター] - 三菱UFJフィナンシャル・グループ(MUFG)は6日、クレジットカード大手のジェーシービー(JCB)とASEAN(東南アジア諸国連合)における戦略的包括協業に関する基本合意書を締結したと発表した。両社の顧客基盤や金融・決済ネットワークを活用し、同地域で富裕層向けサービスを強化するなどして事業拡大を目指す。
ASEANの国々では経済成長を背景に富裕層が増加し、キャッシュレス決済も普及しつつある。こうした中、三菱UFJ銀行のパートナーバンクであるタイのアユタヤ銀行、インドネシアのダナモン銀行などと連携し、JCBの国際ブランドとしての決済ネットワークや加盟店基盤を組み合わせて、金融と決済を融合したサービスを提供する。
協業の柱の一つは、富裕層向けサービスの強化だ。三菱UFJ銀行のパートナーバンクを通じ、日本での特別な体験や優待を提供するカード商品を展開するほか、預金や投資などの金融サービスとも連携する。今年度第1弾として、インドネシアでJCBの海外最上位カードの発行を予定している。
また、MUFGが出資するデジタル金融事業者とJCBの決済機能を組み合わせ、クロスボーダー決済やモバイル決済機能の拡充も検討。域内におけるデジタル決済サービスの高度化を進める考えだ。