[東京 6日 ロイター] - 前場の東京株式市場で日経平均は反落し、前営業日比1.18%(824円93銭)安の6万8919円14銭となった。朝方はプラス圏で推移していたものの、半導体関連株の一角が利益確定売りに押され、次第に軟化した。一方、中東情勢を巡る懸念の後退を背景に、景気敏感株は総じて底堅く推移し、TOPIXはプラス圏で前場の取引を終えた。
・日経平均は229円高と小幅続伸して寄り付き、一時640円高の7万0384円59銭に上昇したが、その後失速し1.2%(839円66銭)安の6万8904円41銭まで下落。
・指数寄与度の高い半導体関連株の一角に利益確定売りが広がり、日経平均を押し下げた。
・前週末の米国市場が休場で手掛かりに乏しい中、アジア市場で韓国総合株価指数(KOSPI)の不安定な値動きが投資家心理の重しに。
・中東情勢を巡る懸念が後退し、米WTI原油先物が69ドル台で推移する中、景気敏感株はしっかり。
・TOPIXは0.18%高の4071.77ポイントで午前の取引を終了。朝方に取引時間中の史上最高値を更新したが、徐々に上げ幅を縮小した。東証プライム市場の売買代金は5兆2544億1700万円。
・東証33業種では、値上がりが石油・石炭製品、輸送用機器、海運、鉱業など27業種、値下がりが電気機器、ガラス・土石製品など6業種だった。
・主力株では、東京エレクトロン、ソフトバンクグループ、アドバンテストが2─4%超安。イビデンは8%超安、キオクシアホールディングスは5%超安。ファーストリテイリング、信越化学工業は2%超高。
・三菱重工業、川崎重工業、IHIは5─6%超高。
・東証プライム市場の騰落数は、値上がりが1161銘柄(74%)、値下がりは380銘柄(24%)、変わらずは17銘柄(1%)。
<りそなアセットマネジメント チーフ・ストラテジスト 下出衛氏>
「中東情勢を巡る警戒感や米国の利上げ観測の後退など、マクロ環境には改善がみられている」
「半導体関連株の上昇が一服しても、循環物色の動きは続き、株式市場から資金が大きく流出する可能性は低いとみている」
「日米の金利がじわじわと上昇しており、行き過ぎた金利高は株式市場にとってマイナス要因となるため、市場ではやや警戒感が高まっている」