[6日 ロイター] - オーストラリアの金鉱会社ジェネシス・ミネラルズは6日、同業ボールト・ミネラルズに約56億豪ドル(39億米ドル)の買収提案を行った。リージス・リソーシズによる既存の提案を上回る水準で、金価格高騰を背景に豪鉱業界再編の波が広がっている。
統合が実現すれば、時価総額126億豪ドル、年間生産能力最大70万オンスと、豪州最大級の産金会社が誕生する。
ジェネシスは、自社のレオノラ鉱山がボールトの鉱山からわずか25キロの距離にあることから、約20億豪ドルの相乗効果が見込めるとしている。
ボールトの株価は一時12.3%上昇し、3月中旬以来の高値を付けた。ジェネシス株は8.4%下落した。
ジェネシスはボールト株1株につき新株0.7629株と現金0.475豪ドルを提示した。これはボールト株を1株5.274豪ドルと評価するもので、直近終値に15.7%上乗せした水準。リージスが5月に示した全株式交換方式の提案を約6%上回る。
ボールトはリージスに今回の提案を伝え、10日までに同等またはそれ以上の条件を提示するよう求めたと明らかにした。リージスは自社の立場と権利を検討していると述べた。
2025年には豪金鉱会社ラメリウス・リソーシズが同業のスパルタン・リソーシズを24億豪ドルで買収した。また、アクティビスト(物言う株主)のエリオット・マネジメントは業績低迷が長引く豪最大の産金会社ノーザン・スターに対し、身売りを検討するよう圧力をかけている。