Susanne Neumayer-Remter
[エアフルト(ドイツ) 4日 ロイター] - ドイツで反移民などを掲げる極右政党「ドイツのための選択肢(AfD)」の年次党大会が開かれた東部エアフルトで4日、数千人が抗議デモを行い、会場に通じる道路を封鎖した。党大会では、AfDを全国的な政治勢力に押し上げた共同党首2人が再選された。
2日間にわたる党大会に先立ち、ドイツ各地からの応援を含む大勢の警官が配置される中、抗議デモには労働組合や市民団体、左派政党のメンバーらが参加した。
機動隊が警戒する中、抗議参加者は会場のコンベンションセンターに通じる幹線道路や一般道路上に列をなして座り込んだ。警察の推計では、市内および周辺で約1万5000人がデモに参加した。
AfDは党大会の冒頭、ワイデル、クルパラ両共同代表を再選した。AfDは両氏の指導の下、全国世論調査で首位に立ち、メルツ首相率いる保守勢力を上回っている。
冒頭の演説では抗議参加者を「反民主主義的」だと非難。今年の州議会選挙で州レベルでは初めて政権入りする可能性があるとして党の躍進を称賛する一方、既存の主要政党について、民意から乖離し、ドイツを衰退へと導いていると批判した。
ワイデル氏は「わが国を救う最後のチャンスだ」とし、「ドイツの衰退に対する戦い、祖国とアイデンティティーを守る戦いでわれわれを支持したいと願う人々がこの国でますます増えている」と述べた。
今年9月には東部ザクセン・アンハルト州とメクレンブルク・フォアポンメルン州で州議会選挙が行われる。AfDは両州での勝利が国政での成功に道を開くと期待している。
クルパラ氏は「われわれは政権を担う。まず州レベルで、次に国政レベルで」と述べ、党の結束を強調した。
最近の世論調査でAfDの支持率は最大29%に達し、メルツ氏率いるキリスト教民主・社会同盟(CDU・CSU)の約22%を上回っている。