[5日 ロイター] - 米配車大手ウーバー・テクノロジーズがドイツの料理宅配サービス大手デリバリーヒーローの買収計画を背景に、年内に予定していたオーストリア、ノルウェー、ギリシャなど欧州5カ国での食品配達事業進出計画を停止ことが分かった。英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)が5日報じた。
ウーバーは今年、欧州で食品配達事業を拡大し、新たに7カ国で年内に始めると公表していた。残る2カ国については明らかにされていない。同社はこれにより、今後3年間に総予約額を計10億ドル上積みできると予想していた。
デリバリーヒーローは5月、ウーバーから1株当たり33ユーロ(37.74ドル)の買収提案を受けたと発表。ロイターは、ウーバーがデリバリーヒーローの大株主だったアスペックス・マネジメントから株式を買い取り、出資比率を25%から37%弱へ引き上げたと報じていた。
デリバリーヒーローはコメントを差し控えた。一方、ウーバーはロイターのコメント要請に応じなかった。
ウーバーはFTに対し、フィンランドとデンマークでの事業立ち上げが「大成功」を収めたことを受けて市場拡大をいったん停止することを決定し、既存市場での「勢いを維持することに力を入れる」とコメントした。