[2日 ロイター] - インド自動車大手タタ・モーターズは2日、傘下の英高級車メーカー、ジャガー・ランドローバー(JLR)の2027年度第1・四半期(4─6月)の小売販売台数は、前年同期比15.3%減の8万台だったと発表した。供給面での制約と需要の鈍化に直面したことが響いた。
第1・四半期の卸売販売台数は同9.2%減の7万9300台だった。
同社によると、主要部品サプライヤーでの火災により、同四半期中に供給がひっ迫した。また中東紛争に伴う市場の混乱と、ジャガーの高級新型電気自動車(EV)「タイプ01(ゼロワン)」の投入に先立ち、旧型車の販売を意図的に縮小したことも販売台数の減少要因となった。
JLRの売れ筋3車種である「レンジローバー」、「レンジローバー・スポーツ」、「ディフェンダー」は、同四半期の卸売販売台数全体の80.8%を占め、前年同期の77.2%から増加した。
同社は先月の投資家向け説明会で、従来の強みであった中国市場での低迷に対応するため、米国での成長を優先する方針を表明。中国は同社にとって主要な成長源だったが、景気低迷と激しい現地での競争が重なり、外国企業が同市場で競うことがはるかに困難になっている。
同社は、今後2年間で23億ドルのコスト削減を計画していると述べた。アンビット・キャピタルのアナリストらは、マーケティング費用の高騰と中国市場における回復のぜい弱性を主要なリスクとして指摘する一方、JLRが現金流出状態から営業損益均衡点に達したことは前向きな一歩だとして評価した。