Sethuraman N R
[ニューデリー 3日 ロイター] - インド政府のデータによると、同国の石炭火力発電量が6月に約3年ぶりの高水準に急増した。熱波の長期化に伴う気温上昇と平年を下回るモンスーン(季節風)による降雨で、冷房需要が増加したことが背景。
連邦送電網規制当局グリッド・インディアの日次データをロイターが集計したところ、6月の総発電量は前年同月比10.4%増の1783億1000万キロワット時(kWh)となった。
データによると、石炭火力発電量は前年比約14%増の1202億kWhで、2023年11月以来の高水準を記録した。
気象当局のデータによると、先月は強いエルニーニョ現象の影響で、6月として1901年以降で5番目に降雨量が少ない状況となり、猛暑が冷房需要を押し上げた。
インドの再生可能エネルギー発電量は全体として増加しているものの、太陽光発電用の蓄電池が不足しており、夕方の冷房需要に対応するため石炭火力発電の需要が過去2カ月間で急増した。
データによると、インドの電源構成に占める再生可能エネルギーの割合は6月に過去最高の19%に拡大した。同月の再生可能エネルギー発電量は前年比23%増の338億1000万kWhだった。