Giulio Piovaccari

[ベローナ(イタリア) 2日 ロイター] - 中国自動車大手の長城汽車(GWM)は、2030年までに欧州で3-5%の市場シェアを獲得することを目指し、今後2年で小型車から大型オフロード車まで少なくとも10車種を投入する計画だ。同社の最高技術責任者(CTO)、呉会肖(ニコル・ウー)氏が2日明らかにした。

GWMは20年代初頭に欧州に進出した最初の中国自動車メーカーの1社だったが、電気自動車(EV)に重点を置いた戦略は競争の激しい市場で苦戦を強いられた。同社は現在巻き返しを図っており、英国やドイツなどの市場では現地の輸入業者を通じて販売を行う一方、イタリアやスペインでは自社の子会社を通じて事業を展開。欧州全域を網羅する狙いで、8月に進出予定のポーランドなどさらに各市場への地歩拡大を計画している。

欧州では小型都市型SUV(スポーツタイプ多目的車)「Ora 5(オーラ・ファイブ)」を発売。ガソリン車、ハイブリッド車(HV)、EVの各タイプが用意され、価格は2万6950ユーロ(3万0760ドル)からとなっている。ウー氏は「オーラ・ファイブは当社の最多量販モデルとなるだろう」と述べた。

これに続いて年内に、販売台数は少ないと見込まれるが、オフロード車、SUV、ミニバン、大型ピックアップトラックといったモデルを順次投入する予定。

南欧地域担当の責任者、趙永坡(チャールズ・チャオ)氏によると、同社はイタリアでも約5%の市場シェアを目指しているという。

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