Tom Polansek

[シカゴ 2日 ロイター] - 米国では夏のバーベキュー(BBQ)シーズンを迎え、BBQ愛好家や家庭で料理を楽しむ人が牛肉価格の高騰に直面している。干ばつや山火事で牧場主が牛の増頭に消極的となり、牛の供給量は75年ぶりの低水準に落ち込んでいる。

牛肉価格が過去最高水準にある中、米消費者は中東紛争を背景としたガソリン価格高にも見舞われ、家計への負担が増している。ステーキやハンバーガーの需要は総じて底堅いものの、節約のために鶏肉など他のタンパク源にシフトする動きも出ている。

BBQが定番のイベントである7月4日の独立記念日を控え、ウェルズ・ファーゴ・アグリフード・インスティテュートは、10人分の夏のBBQにかかる費用が前年比2.4%増の161ドルになると試算した。ハンバーガー用の牛肉は14%値上がりするという。

ウェルズ・ファーゴの農業担当チーフエコノミスト、マイケル・スワンソン氏は「短期的に国内市場で供給を増やす有効な手立てはない」と指摘した。

米労働統計局(BLS)の最新データによると、赤身の牛ひき肉1ポンドの平均小売価格は5月に過去最高の8.62ドルと、前年同月比で12%を超える上昇となった。

エコノミストによると、長引く干ばつで牧草地が失われ、飼料コストも上昇したため、牧場主は牛の頭数削減を余儀なくされ、価格の高止まりが続く見通しという。

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