Amanda Stephenson

[カルガリー 2日 ロイター] - カナダのカーニー首相はアルバータ州のスミス州首相と共に、同州から太平洋沿岸へと至る新たな原油パイプラインを建設する計画を発表した。日量100万バレルの輸送能力を持つ同パイプラインの建設は早ければ2027年9月にも開始されるという。世界第4位の石油生産国である同国はアジアへの輸出能力を強化する。

イラン情勢を背景に、アジアの主要輸入国が中東以外からの石油調達を模索する中、このパイプラインはカナダを世界的な主要エネルギー供給国へと押し上げる可能性がある。

建設費用は現時点で公表されていない。政府系企業トランス・マウンテンがペンビナ・パイプラインと連携して建設する。アルバータのオイルサンドからブリティッシュコロンビア州南西部へ原油を輸送する予定だ。

連邦政府はトランス・マウンテンを通じて、アルバータ州政府はアルバータ・ペトロリアム・マーケティング・コーポレーションを通じて、このパイプラインの過半数の所有権を持つことになる。ペンビナは建設期間中は10%の持ち分を保有し、プロジェクト稼働開始後は最大でさらに10%を追加取得する機会が与えられる。

スミス氏は、プロジェクトの資金調達の詳細については現在も交渉中だと述べた。

Reuters Copyright (C) 2026 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。