Jennifer Rigby Emma Farge

[ロンドン/ナイロビ 2日 ロイター] - エボラ出血熱の流行が続くコンゴ民主共和国で、マラリアなどの疾患により同程度の死者が出る恐れがあると、保健当局者らが警告した。エボラ流行で医療体制が逼迫し、患者が診療所を避けるようになっているためという。

非営利団体「マラリア・ノー・モア」の最高責任者ビル・スタイガー氏は、「これまでのほぼ全てのエボラ流行時にそうだったように、今回の流行でもエボラよりマラリアで死亡する人の方が多くなる可能性が高い」と述べた。

マラリアはコンゴで広く流行しており、エボラ出血熱のブンディブギョ株流行が最も深刻な東部各州でも程度の差はあれ感染が広がっていることから、特に脅威となっている。

世界エイズ・結核・マラリア対策基金(グローバルファンド)の当局者はロイターに、殺虫剤処理済みの蚊帳配布計画が2025年、エボラ流行の中心地であるイトゥリ州と北キブ州で治安上の理由から中止に追い込まれたと説明。

グローバルファンドのマラリア担当責任者スージー・ナスル氏は、エボラ流行地域ではすでにマラリア感染増加の初期兆候が出ていると述べた。ただこれは、医療従事者が体液への接触を避けて検査を控え、疑い例を全て確定例として扱っているためである可能性もあるという。

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