Mayu Sakoda
[東京 2日 ロイター] - 前場の東京株式市場で日経平均は反落し、前営業日比1.25%(883円21銭)安の6万9591円75銭となった。米国市場で半導体株安となった流れを引き継ぎ、東京市場でも関連株に売りが広がった。半面、中東情勢への警戒感が後退し、原油価格が下落する中、プライム市場の8割超は値上がりし、TOPIXは底堅く推移した。
・日経平均は0.62%(435円07銭)安で寄り付いた後、わずかに下げ幅を縮小したが、再び下げを強め、2.55%(1798円70銭)安の6万8676円26銭まで下落。
・売り一巡後はマイナス圏でもみ合い。アジア市場での韓国総合株価指数(KOSPI)が一時6%超安と不安定な値動きとなる中、投資家心理の重しとなった。
・日本時間今夜に6月の米雇用統計の発表を控えるほか、3日の米国株式市場が休場となることもあり、様子見ムードが広がった。
・中東情勢を巡っては、警戒感が一段と後退。1日に終了した米国とイランの間接協議について、カタールが「前向きな進展」があったと発表したことを受けて、米WTI先物は67ドル台まで低下。
・TOPIXは0.81%高の4043.91ポイントで午前の取引を終了。東証プライム市場の売買代金は5兆8133億8400万円。
・東証33業種では、値上がりは空運、輸送用機器、保険、サービスなど29業種、値下がりは非鉄金属、電気機器など4業種。
・個別では、キオクシアホールディングスが11%超安で東証プライム市場の値下がり率トップ。米メタ・プラットフォームズによる計算能力の販売計画報道を受け、AIインフラへの過剰投資懸念が改めて意識された。
・リクルートホールディングスが上場来高値を更新、マネーフォワードが9%超上昇するなど、ソフトウエア・アズ・ア・サービス(SaaS)関連銘柄がしっかり。トヨタ自動車は3%超高。
・主力株では、アドバンテスト、東京エレクトロンが5─6%超安。半面、ソフトバンクグループ、ファーストリテイリングは1%超高としっかり。
・東証プライム市場の騰落数は、値上がりが1328銘柄(85%)、値下がりは218銘柄(13%)、変わらずは12銘柄(0%)。
<マリン・ストラテジーズ グローバルストラテジスト 香川睦氏>
「半導体関連株の急ピッチな上昇を受け、高値警戒感が強まっている。物色の偏りを修正する動きが広がっている」
「循環物色が広がる中、これまで出遅れていた銘柄に資金が向かっている」
「米雇用統計の発表や米国市場の休場を控えていることから、後場は積極的な売買は手控えられそうだ」