[ブリュッセル 1日 ロイター] - 欧州連合(EU)欧州委員会の報道官は1日、デジタル政策トップのビルクネン上級副委員長(技術主権・安全保障・民主主義)が今週、米アップルのティム・クック最高経営責任者(CEO)と電話で会談し、「建設的な協議」を行ったと発表した。

報道官は声明で「ビルクネン上級副委員長とティム・クック氏との間で電話会談が行われたことを確認できる。双方の共通の関心事について建設的な意見交換が行われ、現在も協議は継続している」と述べた。

欧州委とアップルは先月、同社の音声アシスタント「Siri」に人工知能(AI)基盤を設けた進化版「Siri AI」の欧州展開を巡り対立。アップルは、自社サービスの優遇を防ぐEUの「デジタル市場法」(DMA)のために「Siri AI」のEU域内での提供が妨げられていると訴えており、トランプ米大統領も、EUの厳しい規制や巨額の制裁金が米巨大テクノロジー企業の利益を損なっているとして、欧州の規制政策を批判している。

これに対し欧州委は、アップル側がEUの基準を満たすために必要な「相互運用性(インターオペラビリティー)」を実現できていないことが問題であり、責任はアップル側にあるとの立場を示している。

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