Brad Brooks P.J. Huffstutter Maria Tsvetkova
[ヒルシティ(米カンザス州)/シカゴ/ニューヨーク 1日 ロイター] - 米国では1日、中西部から東部の広い範囲で気温が上昇し、数千万人が高温警報の対象となった。警報は、米国の建国250周年を祝う7月4日の独立記念日を含む週末まで続く見通しだ。
これらの地域の大部分では猛暑により、体感温度が37.8─46.1度に達する見込みで、熱中症リスクが高まっているほか、データセンターや電気自動車(EV)による消費増加で既に逼迫している電力網に過大な負荷がかかる恐れがある。
シカゴの緊急事態管理・通信局は1日、住民に対し、親族や近所の人、高齢者など脆弱(ぜいじゃく)な人々の安否を定期的に確認するよう呼びかけた。
米国の気温上昇は、最近記録的な熱波に見舞われている西欧の状況と重なる。科学者らはこの西欧の熱波について、人為的な気候変動がなければ「事実上あり得ない」現象だったとしている。
ニューヨーク市では猛暑が本格化し始めたのは1日朝からだったが、この時点で市は既に数百カ所のクーリングセンター(冷房避難所)を開設し、水、電解質飲料、日焼け止め、食事を備えた「クールバン」10台以上を配備し、支援を必要とする市民に対応していると、マムダニ市長が記者会見で明らかにした。
熱波到来に先立ち、市の幹部らは、市の象徴であるタイムズスクエアの看板運営者に対し、エネルギー消費を抑えるため広告板の輝度を下げるよう求め、企業には設定温度を25.5度以下にしないよう要請した。