Steven Scheer

[テルアビブ 1日 ロイター] - 国際通貨基金(IMF)は1日公表した報告書で、2026年のイスラエルの経済成長率予想を従来の4.8%から3.5%に引き下げた。地域の緊張を理由に挙げた。

通貨シェケルの対ドル相場が30年超ぶりの高値を付けている中でも、エネルギー価格上昇と供給制約を背景にインフレが一時的に加速するとの見方も示した。

経済は度重なるショックにもかかわらず底堅さを示してきたとした上で、高まる地政学的な不確実性と長年の構造的な課題が景気見通しの重しになると予想。「地域の緊張の新たな高まりが引き続き主要な下振れリスク」と述べた。

また、イスラエルはマクロ経済の安定を守るため「慎重な」政策を実施し、潜在成長力を高めるための構造改革を進める必要があると指摘した。

25年の成長率は2.9%だった。3─4月のイランとの戦闘を受けて中央銀行が26年の成長率予想を3.8%に下方修正。一方、財務省は最大4%と見込んでいる。

第1・四半期は年率換算3.8%のマイナス成長となった。

IMFは、27年の成長率は4.4%、インフレ率は26・27年ともに2%近辺で推移すると予想している。

Reuters Copyright (C) 2026 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。