Nolan D. McCaskill

[ワシントン 1日 ロイター] - 米コロラド州で6月30日、11月の中間選挙に向けて民主党の下院選候補を選ぶ予備選が行われ、デンバー近郊の選挙区では進歩派で民主社会主義者のメラット・キロス氏(29)が、29年にわたり議席を維持してきたベテランの現職ダイアナ・デゲット下院議員(68)に勝利した。

キロス氏はエチオピア生まれの元ニューヨーク州弁護士で、イスラエルへの批判で知られる。デンバー大学の博士課程に在籍し、サンダース上院議員の支持を受けた。

ラテン系住民が多く、現在は共和党が議席を握る第8下院選挙区で行われた民主党予備選でも、進歩派のマニー・ルティネル州下院議員がシャノン・バード元州下院議員を破った。

また、州知事選の民主党予備選では、ワイザー州司法長官がマイケル・ベネット連邦上院議員を破った。現職のポリス知事は任期制限により退任する。ワイザー氏はトランプ政権を提訴した実績を掲げて選挙戦を展開し、トランプ大統領が指名した閣僚候補の一部を支持した「ワシントンのインサイダー」としてベネット氏を批判していた。

コロラド、ニューヨーク、メーンの各州で6月に行われた予備選の結果を総合すると、民主党の有権者は企業の政治活動委員会(PAC)からの資金を拒否し、イスラエルに対してより厳しい立場を取り、労働者階級のために既得権益と戦う姿勢を示す新世代の候補者によって、現状を打破しようとしている様子がうかがえる。

民主党の進歩派で、2028年大統領選の候補となる可能性もあるロー・カンナ下院議員(カリフォルニア州選出)は「わが党のエネルギーは、外国での戦争、米移民税関捜査局(ICE)、億万長者階級に立ち向かうことをいとわない大胆な進歩派とともにある」と述べた。

Reuters Copyright (C) 2026 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。