Trevor Hunnicutt
[メドラ(米ノースダコタ州) 1日 ロイター] - トランプ米大統領は1日、中西部ノースダコタ州西部メドラで第26代大統領セオドア・ルーズベルトを顕彰する大統領図書館の開館行事に参加した。今回の訪問は11月の議会中間選挙を控え、米建国250周年関連の愛国的なイベントを通じて政権の実績や自身の国家観をアピールする取り組みの一環とみられる。
トランプ氏は「フリーダム250」と名付けた特別列車に乗って会場近くに到着。集まった支持者らが「USA」を連呼する中で、列車を降りた。図書館までの車列には、1898年の米西戦争でルーズベルトが率いた騎兵隊「ラフライダーズ」をイメージした衣装の騎馬隊が同行した。
今回の訪問では、カタールから寄贈を受けて改修されたボーイング747型機に初めて搭乗。同機は今後、大統領専用機エアフォースワンとして運用される予定で、機体は赤、白、濃紺、金色を基調とした塗装が施されている。
この航空機を巡っては、改修費用や短期間での整備のほか、外国政府から大型機を受け入れたことへの批判が噴出している。これに対しトランプ氏はカタールが「米国に非常によく対応してくれた」とし、費用負担についても「別の方法を取る場合に比べればごくわずかだ」と主張した。
さらに「われわれは非常に誇りに思っている。国民も誇りに思っている」とし、従来の大統領専用機について「米国にふさわしい外観ではなかった」と述べた。
米空軍は、新機体は大統領専用機として必要な安全・警備基準を満たしているとしている。
ルーズベルト大統領図書館は4日に正式開館する。延べ床面積約8900平方メートルの施設で、ルーズベルトが青年時代を過ごした荒野地帯「バッドランズ」を望む場所に建設された。周辺にはルーズベルトの名を冠した国立公園もある。
トランプ氏は演説でルーズベルトについて「彼は誇り高い人物だった。私も誇り高い人物であり、わが国を誇りに思っている」と指摘。一方で、ニューヨークやコロラドなどでの民主党予備選で社会主義的な政策を訴える候補が勝利していることなどを批判。「われわれは共産主義者に行く手を阻ませない」と切り捨てた。
ルーズベルトは1901-1909年に大統領を務め、自然保護政策を推進したことで知られる一方、米国の外国進出を推進し、パナマ運河建設などを通じて米国の国際的影響力の拡大に貢献した。
バーガム内務長官は、トランプ氏はルーズベルトと同様に「米国の偉大さへの確信と、この国の最良の時代はこれからだという信念を共有している」との声明を出した。
トランプ氏は今月3日、中西部サウスダコタ州のラシュモア山を訪問する予定。4日には首都ワシントンで開かれる独立記念日の祝賀行事に出席し、演説する。