[ヨハネスブルグ 1日 ロイター] - 南アフリカの警察は1日、全国で6月30日に行われた反移民デモで900人超を逮捕したと発表した。デモは概ね平和的に実施されたものの、一部で暴力や略奪も発生した。
警察幹部は記者会見で、デモ行進120件のうち108件は平和的だった一方、12件で警察の介入が必要だったとし、逮捕の理由として移民関連法の違反や暴力、不法滞在者の隠匿、強盗などを挙げた。
警察は別の声明で、南アの最大都市ヨハネスブルグで30日、1人が射殺されたと発表。外国人所有の小さな商店で、住民らによる略奪が発生していた。
南アの9州のうち5州で夜間に治安が強化されたほか、発砲事件で2人が負傷したヨハネスブルグのヒルブロウ地区には兵士が派遣された。
港湾都市ダーバンでは、デモの前夜、自分が標的になっているとの恐れでビルの8階から飛び降りたとされる外国人の死亡を巡って、警察が調査を始めた。
30日のデモは、反移民団体が不法移民に国外退去を求めて設定した「期限」に合わせて実施された。これまで、外国人が住居を追われたり、店舗や資産が破壊されたりする事態が数カ月続き、国際的な批判を招いていた。