Andrew Chung
[ワシントン 29日 ロイター] - 米連邦最高裁は29日、トランプ米大統領が元コラムニストのジーン・キャロル氏に対する性的暴行と名誉毀損(きそん)で賠償金の支払いを命じられた評決を覆すよう求めた訴えを棄却した。
連邦地裁の陪審は2023年、キャロル氏の主張をほぼ認め、500万ドルの賠償を命じる評決を下したが、トランプ氏側は同氏の過去の性的不品行に関する証拠が陪審に示されたのは公正ではなかったなどとして上訴していた。
トランプ氏は自身の交流サイトで最高裁の決定に失望を表明し、今回の訴訟を「でっち上げの訴訟」と非難。「中傷というばかげた主張を含め、全力で戦う」と主張した。
キャロル氏の弁護士は声明で、トランプ氏がキャロル氏に対して性的暴行を加え、名誉を毀損したという陪審員の一致した評決が最終的に確認されたとし、「きょうの判決で、自身の行動に対する責任を回避しようとするトランプ氏の試みに終止符が打たれた」と述べた。
一方、関係者によると、米司法省は、キャロル氏に訴訟資金を支援したとして、富豪リード・ホフマン氏とつながりのある団体などへの捜査を開始している。