Caroline Valetkevitch

[ニューヨーク 29日 ロイター] - 米国株式市場は主要株価3指数が反発し、ダウ工業株30種は終値で最高値を更新した。米国・イラン間の緊張緩和や、最近売りを浴びていたハイテク関連株に買い戻しの動きが出た。

米・イラン双方の交渉チームは今週ドーハで会談する予定だったが、イランは会談は予定されていないとした。週末に双方がミサイルを発射し合い、4カ月に及ぶ戦闘を終結させる暫定停戦合意が試される展開となった。

両国は17日、紛争終結に向けた覚書に署名。文書では双方が戦闘を停止し、ホルムズ海峡を再開することで合意していた。

スパルタン・キャピタル・セキュリティーズのチーフマーケットエコノミスト、ピーター・カルディロ氏は「週末に米国とイランの間で戦闘があったにもかかわらず、市場には実際にはマイナスの影響が出なかった」と指摘。「市場は先を見据えており、それほど遠くない決算シーズンに備えている」と述べた。

S&P総合500種採用企業の大半は、7月中旬以降に第2・四半期決算を発表する。

S&P500の業種別では通信サービスが上昇を主導した。メディア大手コムキャストは4.5%上昇。傘下のNBCユニバーサルと英有料テレビ大手スカイの分社化により、2社の上場企業に分割することを発表した。

実業家イーロン・マスク氏が率いる宇宙開発企業スペースXは7.2%上昇。米取引所運営大手ナスダックは、スペースXが7月7日にナスダック100指数に採用されることを確認した。

グーグルの親会社アルファベットは4.8%高で取引を終えた。同社はダウ採用銘柄として初日の取引を迎えた。

カルディロ氏は、投資家がポートフォリオの見栄えを良くするために特定の銘柄を買う四半期末の「ウィンドウ・ドレッシング(お化粧買い)」も相場を押し上げた可能性があると述べた。

人工知能(AI)への支出に対する懸念が最近、半導体銘柄や超大型ハイテク銘柄「マグニフィセント・セブン」の多くを含むAI関連企業の株価を圧迫していた。この日は情報技術指数が1.7%上昇した。

RBCキャピタル・マーケッツは、堅調な企業業績と良好なマクロ環境を理由に、S&P500指数の12カ月目標を7900から8150に引き上げた。

ニューヨーク証券取引所では値上がり銘柄数が値下がり銘柄数を1.54対1の比率で上回った。ナスダックでも1.57対1で値上がり銘柄が多かった。

米取引所の合算出来高は201億5000万株。直近20営業日の平均は235億株。

終値 前日比 % 始値 高値 安値 コード

ダウ工業株30種 52182.74 +306.63 +0.59 51995.14 52311.63 51949.54

前営業日終値 51876.11

ナスダック総合 25820.14 +522.53 +2.07 25502.09 25834.35 25289.76

前営業日終値 25297.62

S&P総合500種 7440.43 +86.41 +1.18 7391.88 7444.32 7348.88

前営業日終値 7354.02

ダウ輸送株20種 21924.99 +99.16 +0.45

ダウ公共株15種 1161.89 -4.04 -0.35

フィラデルフィア半導体 13709.66 +506.09 +3.83

VIX指数 17.65 -0.76 -4.13

S&P一般消費財 1905.69 +49.74 +2.68

S&P素材 634.61 -12.02 -1.86

S&P工業 1547.76 +12.40 +0.81

S&P主要消費財 936.92 -4.17 -0.44

S&P金融 894.31 +1.21 +0.14

S&P不動産 285.95 -2.12 -0.73

S&Pエネルギー 816.11 -5.08 -0.62

S&Pヘルスケア 1876.50 +3.01 +0.16

S&P通信サービス 454.38 +13.71 +3.11

S&P情報技術 6619.11 +109.72 +1.69

S&P公益事業 467.66 -2.21 -0.47

NYSE出来高 15.89億株

シカゴ日経先物9月限 ドル建て 70945 + 1165 大阪比

シカゴ日経先物9月限 円建て 70845 + 1065 大阪比

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