[ワシントン 27日 ロイター] - トランプ米大統領は27日、米移民・税関捜査局(ICE)の次期局長に元オクラホマ州警察官のランス・シュロイヤー氏を指名すると表明した。
トランプ氏は「ランスはオクラホマ州で29年以上にわたる法執行の経験を持つ。上院は直ちに承認すべきだ。遅らせてはならない」とソーシャルメディアに投稿した。
ICEは2017年初め以降、上院の承認を得た局長の不在が続いており、局長代行が職務を遂行する体制で運営されてきた。
トランプ氏は昨年の就任以来、移民取り締まりを最優先課題としてきたが、人権団体は、政府の措置が市民的自由を侵害し、特に少数民族にとって危険な環境を生み出していると指摘している。
ICEは移民の拘束や強制送還を通じて、トランプ政権による取り締まりの中核を担ってきた。今年1月にミネソタ州でICE職員が米市民2人を射殺した事件は、全米規模の抗議行動を引き起こした。
ロイターがICEの記録を分析したところ、トランプ氏が大規模な強制送還作戦を開始して以降、米国の移民収容施設で少なくとも50人が死亡している。
トランプ氏は、取り締まりは不法移民を減らし国内の治安を改善することを目的としていると述べ、正当化してきた。