Ronald Popeski

[28日 ロイター] - ロシアのプーチン大統領は28日、ウクライナの4州を完全に制圧するという戦場での目標に向けて攻勢を続ける考えを表明し、4年以上に及ぶ戦闘の沈静化に向けたウクライナの新たな提案を拒否した。

国営テレビのインタビューに応じたプーチン氏は、主にロシアの石油産業を標的としたウクライナのドローン(無人機)攻撃激化に対抗するため、ロシアは防空能力を強化する必要があるとも述べた。ウクライナの攻撃に関連した燃料供給問題への対応はうまくいっていると主張した。

プーチン氏は、ウクライナ側が和平に向けた一歩として、長距離攻撃の相互停止を提案したと述べた。ただ、ロシアは提案が、全長1250キロに及ぶ双方の前線でウクライナ軍にかかる圧力を緩和する手段だとみており、これに惑わされることはないとした。

プーチン氏は「なぜこの提案がなされているのかは明白だ。ロシアによるウクライナ領内の奥深くへの反撃の方がはるかに強力で、影響が大きく、率直に言ってより破壊的だからだ」と指摘。

「ウクライナ軍は壊滅的な兵員不足に直面しており、これが救済策になると考えているようだ。だが、ウクライナ政権を救うことはわれわれの計画にはない」と述べた。

ウクライナのゼレンスキー大統領は今月、プーチン氏に公開書簡を送り、対面会談を提案したが、プーチン氏はこれを拒否した。

プーチン氏はかねて、和平合意の主要な条件として、ウクライナがドンバス地域のドネツク州に残る陣地を放棄するよう主張してきた。

ロシアは2022年の侵攻開始から7カ月後にウクライナ4州(ドネツク、ルハンスク、へルソン、ザポリージャ)の一方的な編入を宣言したが、部分的にしか支配していない。

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