America Hernandez

[パリ 23日] - フランスのエネルギー大手トタルエナジーズのパトリック・プイヤネ最高経営責任者(CEO)は23日、パリで開催されたエネルギー関連の会議で、船舶がホルムズ海峡を通過することなく中東から石油・ガスを輸出できるパイプラインの建設を最優先すべきだとの認識を示した。

トタルエナジーズは中東への依存度が高い大手石油会社の一社。昨今の中東紛争により、世界の石油供給の5分の1が世界市場へ向かう際に通過するホルムズ海峡は機能不全に陥っている。

こうした状況を踏まえてプイヤネ氏は、この3カ月にわたる中東情勢の緊迫化から得られた教訓について問われ、「ホルムズ海峡は現実に重大な脅威であり、行動を起こさなければならない。この脅威を解消するには、同海峡を迂回するパイプラインへの投資が唯一の解決策であり、これが絶対的な優先事項だ」と回答。アブダビやイラク、さらにはシリアを経由する代替輸出ルートに言及した。

さらにプイヤネ氏は、トタルが1928年にイラクで石油を発見し、6年でイラク─シリア間のパイプラインを建設した歴史にも触れ、「100年前に先人たちが成し遂げたことなら、今日、われわれは再びそれを成し遂げられるはずだ」と強調した。

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