Francesco Canepa Valentina Za
[フランクフルト 23日 ロイター] - 欧州議会の経済委員会は23日、欧州中央銀行(ECB)が発行する中銀デジタル通貨(CBDC)「デジタルユーロ」の導入に必要な規則案を承認した。
欧州議会の本会議で異議が出なかった場合には、欧州議会、欧州連合(EU)加盟国で構成する欧州理事会、欧州委員会による三者協議を7月に開始。年内の最終合意を目指す。
ECBと銀行業界の間で約3年間にわたり協議を続けて規則案をまとめ、経済委員会の承認にこぎ着けた。銀行側は預金の流出や手数料収入の減少などを懸念し、制度の規模や利用範囲を制限するよう求めてきた。
ECBは2027年後半から12カ月間にわたって試験運用し、29年に本格導入する計画だ。
トランプ米大統領が復帰後の米国との関係悪化、トランプ氏による輸入品への関税引き上げを背景に、欧州では米国の決済ネットワーク支配が武器化されることへの警戒感が高まっている。対策として、デジタルユーロ導入の機運が強まっている。