[シドニー 24日 ロイター] - オーストラリア統計局が24日発表した5月の消費者物価指数(CPI)は前月比0.7%下落した。燃料費や休暇旅行費の下落が背景。ただ、コアインフレ率は予想を上回り、追加利上げの可能性を排除できないことが示唆された。

前年同月比の伸び率は4月の4.2%から4.0%に鈍化した。市場予想の中央値は前月比0.4%下落、前年同月比4.3%上昇だった。

コアインフレ率指標のトリム平均値は前月比0.4%上昇し、予想の0.3%を上回った。前年比の伸び率は3.6%に加速した。

統計は強弱まちまちの内容で、政策見通しを大きく動かす材料にならなかったことから、豪ドルは0.6917米ドルと横ばい。3年物国債利回りは2ベーシスポイント(bp)低下し4.399%となった。

オーストラリア準備銀行(中央銀行)は、コアインフレ率を目標範囲の2─3%に戻すため、今年に入り3回の利上げを実施している。

市場は引き続き、中銀が8月に今年4回目の利上げに踏み切る確率を22%と織り込んでいる。年内に予想する利上げ幅は15bpと、25bpの利上げ1回分に満たない水準だ。

中銀は5月に示した直近の見通しで、総合インフレ率が第2・四半期までに4.8%を超え、トリム平均値は3.8%に上昇すると予想していた。

その後、イラン紛争収束の可能性を受けて原油価格は急落している。ただ、中銀はエネルギーコスト上昇が他の物価に波及する二次的影響について依然懸念していると述べている。

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