Kentaro Sugiyama

[東京 24日 ロイター] - 日銀が24日に公表した5月の企業向けサービス価格指数は前年比3.3%上昇だった。「諸サービス」で人件費などのコスト上昇分を価格転嫁する動きが続いた。「運輸・郵便」は中東情勢の影響で「外航貨物輸送」が伸び率を拡大した。全体の伸び率は前月分が上方修正され、3カ月連続で同水準となった。前月比は横ばいだった。

「諸サービス」は前年比2.9%上昇。労働者派遣サービス、宿泊サービス、土木建築サービスなどが押し上げに寄与した。

「運輸・郵便」は前年比5.5%上昇と、前月(5.0%上昇)から伸び率を拡大した。このうち「外航貨物輸送」は前年比61.8%上昇と、前月(59.1%上昇)から加速。中東情勢の影響で燃料油価格が上昇したことなどが影響した。「道路貨物輸送」では自動車貨物輸送で人件費などのコスト上昇を転嫁する動きが見られた。「国際航空旅客輸送」は燃油サーチャージの値上げでプラス幅を拡大した。

調査対象146品目のうち、上昇は117品目、下落は11品目だった。

日銀の担当者は、中東情勢の影響も含めた海運市況や国際商品市況の動向、人件費・労務費や物流費の上昇を価格に転嫁する動きなどを注視していくとした。

生産額に占める人件費投入比率の違いで分類した指数では「高人件費率サービス」が前年比2.5%上昇と、伸び率は前月と同じ。「低人件費率サービス」は同4.4%上昇で、伸び率は0.3%ポイント拡大した。

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